突然現れたギフターズによって連れ去られてしまったお玉を追って、ルフィたちもついに博羅町に突入です。
真打ちホールデムの前に引き出されたお玉の運命はどうなってしまうのでしょうか。
博羅町では絶大な人気の浦島に再び言い寄られたお菊はどうなるのか。
それではワンピース915話のネタバレあらすじと考察を見ていきましょう。
目次
ワンピース915話のネタバレの見所
ワノ国九里「博羅町」
お玉が連れ去られた先にある「博羅町」では大相撲興行中の様子。
そこにはお菊に言い寄っていた浦島が食事をしながら、「お菊は何としても おれの妻にしたいっぺ」「地位も名誉も安全な食糧もあるのに おれがフラれるハズはないっぺよ!!」と思案中です。
そんな浦島に「つまらねエ事で悩むなバカ野郎」とギフターズ・マウスマンが喝を入れています。
マウスマンに言わせれば、「おこぼれ町の女だろ?あいつらはオロチ様の支配下にも入れぬ下級人間」だから力ずくだろうが、住家を燃やすなり血縁を皆殺しにするなりして、「お前を頼るほか生きる術をなくしちまえばいい」など、とんでもないことを言っています。
さらにマウスマンは、「お前は“士族”!!ワノ国にははっきりとした身分制度があるんだ」「国技のスターが下人に気兼ねしてたら他の奴らに示しがつかねエ」と浦島をけしかけます。
「へへへ そうだっぺな」「そうだ お菊は俺の自由だ!!」などと浦島もまんざらでもなさそうです。
そして、いきなり飯屋が長年ペットとして飼っているタヌキを指差し、「そいつを料理しろ タヌキは大好物だ」と意地の悪い笑顔で命令するのです。
ワノ国の身分制度がとんでもない制度であることがわかります。
真打ちホールデム
博羅町のある屋敷では、ガゼルマンにさらわれて来たお玉が、カイドウ率いる百獣海賊団真打ちホールデムの前に引き出され半泣き顔ですが、「・・・な・・・泣かないでやんすよ!!!」と相変わらず健気です。
そのお玉を抱えて走って来たガゼルマンは、「ハーハーゼーゼー」とかなり息が荒い状態で、「ゼーハーうるせえな!!! 体力をつけろ!!!このバカ!!!」とホールデムに叱責されてしまっています。
SMILEによって動物系能力者となってももとの身体能力の高さが影響することがわかります。
「おめエに言ったんじゃねエよ!!!」と上目使いで見上げているライオンに向かって、「いちいちおれの顔を見てんじゃねエ!!!」と言いながら、ライオンを殴っている男こそがホールデムなんですね。
これまでのシーンからは、ホールデムはペコムズのようなライオンの顔をしているSMILE能力者と思っていたのですが、なんとホールデムはお腹がライオンの顔となっている能力者だったようです。
座っているホールデムのわき腹からはライオンの前足も見えますから、もしかすると背中からはライオンの後ろ足も出ているかもしれません。
さすがのお玉もその異様な光景に「うえーんコワイーお腹がライオン~!!」と泣き顔です。
頭を殴られた腹のライオンは怒った様子で「ガルルル」とホールデムを見上げますが、「何だその反抗的な目は!!!」とホールデムがにらみつけます。
するとライオンは前足で「ガン!!」とホールデムの金的を攻撃!
「だが一心同体の2人にとって その股間はライオンの股間であるのだ!!」と部下たちが言うように人間ホールデムもライオンもともに苦しんでいます。
その様子に「なぜ学ばない・・・」と部下たちもちょっとあきれ顔ですね。
そんなホールデムですが、お玉をさらって来た目的は忘れてはいないようで、「貴様ごときがどうやって狒々を手懐けた?」とお玉を問い詰めます。
お玉は「お前の能力は敵にとっても魅力的な能力だ!!人前でその能力を使ってはいかんぞ!!」という天狗の言葉を思い出しながら、「おら動物に懐かれやすいだけでやんす・・・」と答えますが、ホールデムはお玉がほっぺたをちぎっていたと報告を受けている様子。
ほっぺたを引きちぎってみようと部下にペンチを持って来いと命令しますが、さすがにお玉もこれには「ぞっ・・・」「るふぃのアニキ・・・!!アニキ助けて!!!」と心で叫びます。
博羅町突入
狛犬に乗って博羅町入口にたどり着いたルフィは大声で、「たまア~!!!たーすーけーに」と叫ぼうとしますが「ダメですルフィ太郎さん!!」「この町にいるのは みんなお玉ちゃんを攫った人達のお仲間です!!」とお菊に口をふさがれます。
騒ぎに気がついた博羅町正門入口を護衛するオロチの部下たちに取り囲まれてしまったルフィたち、まだ騒ぎを起こすには早すぎますね。
と、ルフィが「カッ!!」と目を見開けば門番たちは全員「ドサッ」と倒れてしまいます。
「え!?何かしました!?」と驚くお菊に「ハキ」と答えるルフィ、ひさびさにルフィの覇王色出ましたね。
より強力になって冴え渡っているようです。
街中には普通の町民もいる様子でルフィがそのことをお菊に尋ねると、20年前つまり光月家の頃は活気ある城下町だったのが、ある日突然オロチの部下達が家を奪い自分達の生活に必要な商人達だけをのこして、あとは町の外に追いやってしまった、それがこの博羅町とのこと。
オロチたちの暴虐がわかる話ですが、そこへ突然大柄な人間が飛んできました。
なんとそれは、街の奥で開催されている大相撲でワノ国大相撲“横綱”浦島に弾き飛ばされた相撲取りだったのです。
横綱浦島再び
どうやら今日は特別興業で「浦島」を倒すと「500金」貰えるとのことで、土俵の周りは観客や参加者で大盛り上がりの様子。
大勢の挑戦者に取り囲まれている浦島ですが、「ん?」とお菊に気がつきます。
「おれの嫁になる決心がついたんだっぺな!?」とお菊に向かって興奮気味の浦島ですが、その言葉を聞いた博羅町の女性たちは「何ですって!?」と色めき立ちます。
どうやら博羅町の中では浦島はモテモテのようですね。
「兄さん隅に置けねーすね!!」とニヤ突く浦島の部下たちに「この町のボスの居場所を教えろ!!」と叫ぶルフィですが、「あの女くやしい玉の輿よ!!」と周囲の騒ぎにかき消されてしまいます。
と、その隙に浦島の部下がお菊を抱え上げ連れ去ってしまいます。
「おいゾロ何連れてかれてんだ!!」というルフィに「裸の男を斬るのはどうかと・・・」とゾロ。
ゾロの理屈、わかるようなわからないような。
カッケ~!!!
抱え上げられたお菊を見た博羅町の町人たちが、「あれは外の茶屋の娘だろ!?」「この町に入るのもおこがましい身分の女だ!!」と騒ぎ出しました。
すると浦島が「黙れ平民ども!!おれ達士族からすれば どっちも同じ下人だっぺ!!」と怒鳴りつけ「なアお菊~おれのものになれ~」と部下たちが連れてきたお菊に駆け寄っていくのです。
浦島がお菊を抱きかかえたと思った瞬間、「拙者下人という人間を存じません」と刀に手をかけながら「ザンッ!!」とお菊は飛び上がり、浦島のマゲを一太刀に斬って落としてしまいます。
これには見ていた全員口はあんぐり目がテン状態、当の浦島も驚きの色を隠せません。
侍お菊の鮮やかな手並みに「カッケ~!!!やるな菊の奴!!!」とルフィはぞくぞくと超大興奮、「ボスを呼ぶには手っ取り早い」とゾロもニヤりと腕が鳴る様子。
いよいよ博羅町が大騒ぎとなりそうです。
そういえば、ルフィ達が騒ぎを起こす前に止めようとしていたローたちは間に合わなかったみたいですね。
ワンピース915話のネタバレの考察
ワノ国の身分制度
ギフターズ・マウスマンの口からワノ国の身分制度が明らかになりましたね。
士族と呼ばれる特権階級があり、博羅町の外の住民は下人と呼ばれているようです。
また、お菊に言い寄る浦島の言葉からは博羅町の町民たちは平民と呼ばれているようですが、士族から見たら下人と同じく生かすも殺すも士族の自由といっていますね。
そのような制度の中で思い上がってしまった浦島、それを焚きつけるマウスマンとなにやら一時期の時代劇の様相です。
ワノ国編では日本昔話だけでなく、典型的な時代劇の色も出してもらえると嬉しいんですけどね。
ギフターズ・マウスマンにやられるかも?
ここであらたに登場してきたマウスマン。
ワノ国にはギフターズが30名ほどいるようですね。
お玉をさらうときに現れたバットマンやガゼルマンなどを見ても、ルフィやゾロにとって1対1ならなんてことない相手ではありますが、数が揃って連係プレイをされてしまうと厄介そうです。
マウスマンは耳が異様に大きいですが、その能力はなんでしょうね。
ネズミのようなすばしこくスキマなども通れる身体的能力かなと思いますが、ずるがしこく相手の弱みやスキを突くような策略が得意のように思います。
そうなるとパワーと直球勝負が得意のルフィやゾロが苦手とするタイプですから、戦略家が必要になりそうです。
それがワノ国ではお菊やお鶴になってくるのかもしれませんね。
真打ち・ホールデムが弱いのは頭だけか?
博羅町にいる真打ちはホーキンス、スピード、ホールデムの3人と言われていましたが、ついにライオンのSMILEホールデムが登場です。
しっかし異様な姿ですね。
てっきりペコムズのようなライオン系かと思っていたのですが、まさかの腹がライオンとは。
腹からライオンの前足が出ていますが、これは人間ホールデムからはコントロールできず、ライオンホールデムのコントロール下にあるようです。
となると立ち上がると背中、あるいはお尻からはライオンの後ろ脚も生えていそうですよね。
いったいどんな能力があるのか現段階ではまったくわかりません。
おまけに今回の登場シーンからすると、弱そう!?
部下からも「なぜ学ばない」と言われてしまっているほどですが、頭脳的にはイマイチで身体能力が桁外れなのかもしれません。
イザとなると人間とライオンが連携し、とてつもない戦闘力を発揮するとか。
少なくともホーキンスくらい強くなければ「真打ち」にはなっていないでしょう。
残る真打ちはスピード、その登場が楽しみですね。
侍お菊
お鶴も見たことはないと言っていた侍お菊の剣技がついに登場、あまりにも鮮やかに浦島のマゲを斬り落としてくれました。
お菊、刀を持つとその表情が超凛々しくなってませんか?
浦島に言い寄られて困り顔のお菊とは別人のようです。
しかもマゲを一太刀に落としたときのポーズも格好良すぎでしょう。
ルフィが「カッケ~!!!」と騒ぐのも納得です。
大将にも匹敵する強さをもつと言われているワノ国の侍ですが、お菊がどのレベルの侍なのかが気になりますね。
しかし、マゲを落とされた浦島の表情からこの後ブチ切れることは必至、大乱闘になっていきそうな雲行きですが、相撲取りは刀を持っていません。
となるとお菊が本気で斬ってしまうことはないでしょうし、ゾロも「裸の男を斬るのは・・・」と言っていました。
刀をもっているオロチの部下より相撲取りのほうが厄介な相手になりそうな予感です。
まとめ
いよいよ本格的に暴れ出しそうなルフィとゾロ、そして、侍お菊がいよいよ本領を発揮してきそうです。
お菊の剣術がどのレベルのものなのか?も気になりますが、まだ幼い頃のゾロのライバルであったクイナが917話で復活する説がありますね。
刀と侍が重要テーマとなるであろうワノ国編では、海軍大将緑牛の正体がゾロの師であるコウシロウであるという説にもなんらかの道筋が出てきそうな気がします。
しかし、ワノ国上陸以降はぐれっぱなしのサンジやチョッパー、ブルックにナミたちはどうしているんでしょう?
ロビンやフランキー、ウソップの動向もまったく出てきませんね。
気になることだらけのワノ国編、次回916話のネタバレが楽しみです。
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