ワンピースに登場する「ひとつなぎの大秘宝」の正体を考察しました。
白ひげはワンピースを手にする者が現われた時、世界はひっくり返ると言っていましたね。
そして、「実在する」という言葉で形のある「物」であることも示唆されています。
世界政府が恐れるほどのモノとは、いったい何なのでしょうか?
ロジャーたちが知った世界の秘密とは、どんなものだったのでしょうか?
目次
ワンピース(ひとつなぎの大秘宝)は存在する
頂上戦争での白ひげの言葉でワンピースは実在すると世界中に明らかにされました。
- 数百年分の歴史を背負って戦いを挑む者が現われる。
- 世界政府は世界を巻き込むほどの巨大な戦いを恐れている。
- あの宝を誰かが見つけた時世界はひっくり変える。
- ワンピースは実在する。
つまり、ワンピースを見つけることで世界中を巻き込むほどの大戦争が起こるということですね。
そして、その戦争が起こることで世界政府は窮地に陥ることになります。
また「実在する」という言葉から、形のないあいまいなものでななく、形のある「物」として存在することが示唆されました。
ワンピース(ひとつなぎの大秘宝)の正体を知る者
作中ではワンピースの正体を知る者が、すでに登場しています。
ラフテルへ到達してワンピースを見つけたロジャー海賊団だけでなく、その正体を闇に葬ろうとしている者もいるようですね。
ゴール・D・ロジャー
ロジャー海賊団の船長で「海賊王」と呼ばれている男です。
ラフテルに到達してワンピースを発見し、その全貌を知ることとなりました。
しかし、どういう理由か、その力を行使することなく、後の世代に託す形でこの世を去っています。
シルバーズ・レイリー
ロジャー海賊団の副船長です。
シャボンディ諸島でルフィたちにワンピースの謎の一端を話していました。
そこでは「ロジャー海賊団もオハラも急ぎすぎたのかもしれない」と言っています。
どちらもポーネグリフの秘密を解き明かしきれなかったのでしょうか?
ただラフテルに到達するだけではダメなのですね。
クロッカス
ロジャー海賊団の船医です。
グランドラインの入り口・双子岬で麦わらの一味にグランドラインの全貌やラフテルのことを伝えました。
ロジャーの意志を継ぐ者をずっと待っている様子でしたね。
ブルックはラブーンと再会する約束をしているため、ラフテル到達後は再び双子岬へ向かうことになるはずです。
クロッカスにはまだ何らかの役割があるのかもしれません。
シャンクス
赤髪海賊団の船長で四皇の一人です。
作中に描写はありませんが、おそらくロジャーとともにラフテルに到達し世界の秘密を知っているのでしょう。
ルフィの恩人で海賊となるきっかけを作った人ですが、海軍や世界政府からもある程度の信頼を得ており、その腹の内は読めませんね。
ラフテルを目指すルフィを導くのか、それとも壁として立ちはだかるのか、非常に気になるところです。
バギー
バギー海賊団船長であり、現在は七武海入りするとともに海賊派遣業をしています。
元ロジャー海賊団の見習いですから、バギーもロジャーとともにラフテルへ到達しているのでしょう。
ロジャー海賊団解散後はシャンクスからの仲間の誘いを断っていました。
バラバラの実を誤って食べてしまい、宝の地図を海に落としてしまうきっかけとなったシャンクスをまだ恨んでいるのでしょうか?
それとも、ワンピースはバギーにとって何の興味もなかったのでしょうか?
光月おでん
ワの国の大名であり、光月家の当主です。
元ロジャー海賊団の一員としてロジャーとともにラフテルに到達し世界の秘密を知りました。
そして、その秘密を狙うカイドウによってすでに殺害されています。
白ひげ
白ひげ海賊団船長であり元四皇の一人です。
ロジャーとは敵でありながら、ともに酒をくみかわす仲でもありましたね。
そして、酒の席でロジャーから世界の秘密やワンピースの正体、Dの一族のことなどを直接聞いているようです。
しかし、白ひげ自身はワンピースにも海賊王にも興味がなく、海賊王の玉座を守り続ける者として君臨し続けました。
頂上戦争で死亡していますが、死に際にロジャーの意志を汲んでワンピースの謎の一端を明かし、そして実在することを世界に知らしめています。
その時に海軍の前元帥センゴクの顔が青ざめていたことから、センゴクもある程度ワンピースの正体を知っていたのかもしれませんね。
五老星
ワンピースの存在を隠そうとしている代表が「五老星」と呼ばれる世界政府の最高権力者である5人の老人たちです。
重鎮だけあってDの一族のこともワンピースのこともすべて把握している様子ですね。
過去にオハラがラフテルの真実に迫った時は、容赦なくオハラに対するバスターコール発動を指示していました。
ワンピース(ひとつなぎの大秘宝)の正体
まず前提としてワンピースは形として実在するということがあげられます。
「形として実在する」ということは、絆や平和のような形のないあいまいなモノではないといえるでしょう。
形のある「物」であることが前提となりますね。
古代兵器
ワンピースの正体としてまず挙げられるのが、「古代兵器ではないか」という説です。
もしくは古代兵器をラフテルに導くことで、何かが起こる仕掛けというのもあります。
- プルトン
- ポセイドン
- ウラヌス
3つの古代兵器にはそれぞれ役割があり、これを使うことで、
- 地盤もしくは海流を操作し、レッドラインによって分断された4つの海がつながってオールブルーが復活する。
- バラバラだった大陸や島が1つの超大陸となり、世界がつながる。
ということが起こるというのです。
確かにこれによってマリージョア、すなわち神の領域を沈めることもできますね。
ちなみにプルトンは戦艦であり、ロビンがポーネグリフからそのありかを知っているようです。
ポセイドンにいたっては、魚人島の王女しらほし自身であったことが判明しています。
古代兵器そのものがワンピースというのは否定されましたね。
しかし、古代兵器をラフテルに導いた先にあるものについては、現時点ではかなり有力な考察なのではないでしょうか。
リオ・ポーネグリフ(真の歴史の本文)
ワンピースの正体として古代兵器と共に上げられるのが「リオ・ポーネグリフ」がラフテルにあるのではないかという説です。
- 真の歴史を記した石碑と言われている。
- 古代王国や空白の100年など、世界政府が隠してきた真実が記されている。
確かにこれによって、これまで世界政府が隠してきた都合の悪い事実が白日の下にさらされることになります。
そうなれば白ひげの言うとおり、反政府勢力が勢いづいて大きな戦争となるでしょう。
ただロビンは、リオ・ポーネグリフは9つの情報を持つ石をつなげて読むことで完成するものではないかと推測しています。
つまり、リオ・ポーネグリフは実在するものではない可能性がありますね。
古代王国が残したモノ
リオ・ポーネグリフと似ていますが、古代王国のあらゆる知識が記されたモノという説もあります。
- 書物や碑文
- 肉声が記録されたレコーダー
- 黄泉の世界と交信できる?
ポーネグリフには記されなかった古代王国の知識という可能性ですね。
それを伝えるモノがラフテルにあるということでしょう。
世界政府が恐れているという古代王国の思想に関わるものかもしれません。
あるいは世界政府を作ったという王たちの正体が明らかになるという可能性もありそうです。
それこそ富や名声、力などがすべて手に入るという知識かもしれませんね。
ちなみに黄泉の世界が出てくるのは、ブルックが「黄泉の世界から戻ってきた」と言及したからでした。
もちろん単なる例え話かもしれませんが、実在する可能性も少なからずありそうです。
ルフィが喜ぶモノとは?
かつて尾田栄一郎先生は「ちびまる子ちゃん」の作者であるさくらももこ先生と対談しています。
「宝はもう手に入っていました、なんてオチはないよね?」というさくらももこ先生の問いに対して、尾田栄一郎先生はこう返しています。
「そんなオズの魔法使いみたいなことはしない。」「ちゃんとルフィにご褒美をあげなきゃ。」
つまり、「これまでの冒険や仲間との絆こそワンピースだった」ということは絶対にないということですね。
ではルフィにとって、ご褒美となるものとは何なのでしょうか?
- 自由
- さらなる冒険
形のある「物」でルフィが喜ぶモノは「ご馳走」くらいしか思い浮かびませんね。
結局は形のない、自由や冒険、仲間との絆しか出てこない気がします。
もちろんこれらはワンピースそのものではなく、ワンピースを手に入れることで結果的に得られるご褒美ということなのでしょうか。
ラフテルにたどり着いた時、ルフィや仲間全員の望むモノが手に入るといいですね。
まとめ
ワンピース(ひとつなぎの大秘宝)の正体を考察してみました。
やはり今のところ「世界政府や天竜人を打倒し世界を変える力」というのが有力なようです。
もちろん、それはルフィたちが直接的に望むモノではありません。
しかし、世界を変えることで、ルフィたちが望むモノが手に入るということも言えます。
ルフィにとっての自由。
サンジにとってのオールブルー。
ロビンにとっての歴史の真実。
ワンピースを手にすることでどのような結末を迎えるのか、とても楽しみですね。
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