ワンピース920話のネタバレでは、衝撃の事実が次々と判明です。
錦えもんたちが時を超えたその秘密に始まり、どうやらお玉、お菊の正体も見えてきました。
久しぶりのメンバーも登場し、ついにルフィやローとともにワノ国解放を目指すモモの助を投手とする光月家連合軍が鬼が島へ乗り込みます。
それではワンピース920話のネタバレ見所と考察をみていきましょう。
目次
ワンピース920話のネタバレの見所
おでんが好き
おでん城跡地に集まったルフィたち麦わらの一味に錦えもんが時を超えて来たという秘密を話し始めます。
実は、「おでん城」とは異名で「九里城」というのが本当の名前。
しかし、九里の人々はおでん様を心底好きだったため、「おでん城」と呼んでいたのです。
みんなが大好きおでん様は、破天荒で自由人であったため、暴力事件を繰り返し、父親である光月スキヤキ将軍より花の都を追放されてしまったというとんでもない過去があることも錦えもんは話します。
錦えもんによると当時の九里は各郷から追放された罪人浪人たちが徒党を組み、毎日斬り合い奪い合うという将軍家ですらさじを投げるほどの無法地帯だったというのです。
そんな九里に踏み込んだおでん様は、悪党たちの中でも最も危険な男「アシュラ童子」を討ちとった後、ならず者たちに働くことを覚えさせ、街を築き城を建て、さらには皆のために「桃源農園」を作り、九里を自由で笑いの絶えない活気ある“郷”に作り変えてしまいます。
そのことが認められ、若干20歳にして将軍スキヤキ様より「九里大名」の地位を与えられるという偉業を成し遂げたのです。
一方、おでん城跡地へ向かう途中でルフィ達たちとはぐれ、いつもの迷子になっているゾロは、「まったくあいつら どこへ行きやがったんだ・・・」と、自分が迷子になっているとは思っていない様子です。
舟着き場を見つけたゾロは、「また乗るか!」などといっていますが、ワノ国は鎖国しているはずですから舟着き場ってちょっと変ですね。
イヌアラシ公爵
錦えもんによると、そんなおでん様の口癖は「窮屈でござる」。
「おでん様にはワノ国はちと狭すぎたのだ・・・」と錦えもんが話しているちょうどそのころ、九里のとある海岸にイヌアラシ公爵が上陸しています。
「懐かしいな そうだこの海岸だ!!」とイヌアラシはかつてワノ国に流れ着いた時のことを思い出します。
イヌアラシとネコマムシを “喋る犬と猫”と恐れ、いじめていた村人に対し、「恥を知れ貴様ら!!!異形を恐れるは己の無知ゆえ!!!」と怒鳴りつけ二人を助けたのがどうやら光月おでん様だったようです。
そのことを思い出したイヌアラシは、「彼こそ恩人 英雄 主だった」と目から涙を流していますが、そうした出来事からミンク族と光月家の深い絆が生まれていったのですね。
勇ましき最期
白ひげを魅了しロジャーが惚れ込んだワノ国の侍「光月おでん」の話にルフィは笑い転げ、サンジは驚き、ナミやブルックも楽しそうです。
しかし、そんなおでんを襲ったカイドウとオロチの非道に怒りを隠せないサンジとナミ、「おでんはどうなったんだよ」と驚きの表情で尋ねるルフィに、ポロポロと涙を流しながら「皆に愛されたおでん様は 花の都にて罪人として亡くなり申した」と錦えもんの言葉に、お菊とモモの助はもちろんブルックやチョッパーも涙を隠せません。
ルフィにいたっては怒り心頭「冗談じゃねえ!!汚ねェぞオロチ!」と城の柱をぶち壊してしまっています。
涙ながらに思い返す錦えもんの「勇ましき武士の最期!!まだ鮮烈にまぶたに浮かび申す!!」という言葉に、一人の剣士であるブルックも「何という豪傑」とドクロの眼から涙です。
オロチがどんな手を使っておでん様を陥れたのかは全く明かされていませんが、ルフィたちの反応を見ると相当悪どい方法だったのでしょうね。
光月トキ様
おでん様が処刑されてしまった後、「もはや我らに味方はおらず」逃走の一路しかない錦えもんたちが目指したのは、光月おでんの跡取りモモの助がいるおでん城。
オロチが狙ってくるのは必至ですが、錦えもんたちがたどり着いたときは時すでに遅し。
カイドウの手によっておでん城は火がつけられ燃ていたのです。
しかし錦えもんは炎を斬り裂くことができますから、城内に残されたおでん様の奥方「光月トキ様」そして、「モモの助」妹の「日和様」を探し出したのです。
そこで明かされたのが光月トキ様の未来へと行ける能力。
もともとトキ様には「遥か遠い過去に生まれたお方だというお噂があった」ようですが、おでん様とのなりそめが知りたいところです。
もしかするとロジャーとラフテルを目指している時に出逢っているのかもしれませんね。
一瞬、ルフィの母親説も浮かんだのですが、トキ様のシルエットを見る限りそれはなさそうです。
「不思議なトキトキの能力で未来へ未来へと旅をして遂に辿り着いた旅の終着点」がおでん様だったというトキ様は、「だから私はここに残るわ」「モモの助を頼みました」と言って錦えもんたちに未来のワノ国を託したのです。
トキトキの実の能力を使えば自分も未来へ飛んで助かることがわかっていながら、処刑されたおでん様と残るとは、まさに武士の妻というところですが、それ以上に二人の夫婦愛の強さを感じるシーンです。
月の印
「え・・・これは・・・!?」錦えもんたちが辺りを見ると、そこには焼け落ちたおでん城の瓦礫。
立ち並ぶ古い墓を見た錦えもんたちは、「真であった・・・トキ様の能力は・・・」と20年後のワノ国に時を超えてきたことを悟ります。
しかし、未知の世界となった20年後のワノ国は工場の煙突から吹き上がる黒煙に口もつけられない水、そして、枯れた大地に支配された食料とあまりにも悲惨でした。
さすがに共に戦う味方はいないと諦めかけたとき、「20年・・・お待ち申しあげておりました」なんと光月家の旗本だったという者が「母君トキ様の言葉を信じ この日を待っていた」と言うのです。
919話で黒炭家御用達両替屋“居眠り狂死郎”が酒の席で話していたおでんの奥方が言い残したという言葉のことですね。
信じた理由の一つには、“赤鞘九人男”の遺体が一体も出て来なかったこともあるようです。
なにせトキトキの実の能力で20年後へと時を超えていってしまいましたからね。
さらに、その旗本の「20年後の未来にオロチを討つ為に共に戦う意思のあるものは足首に月の印を彫っている」との言葉に「なんと・・・20年を経ても味方はまだいるのか!!」と驚く錦えもんですが、光月おでんという人物の凄さがわかるシーンではないでしょうか。
人は人知れず集めねば
20年後にモモの助や錦えもんが実際にいるとわかればカイドウやオロチが黙っていませんから、味方は人知れず集めなければなりません。
そこで錦えもんは、菊にワノ国で敵側の調査を託し、モモの助、錦えもん、雷ぞう、カン十郎の4人で同志を募る旅に出発したのでした。
しかし、航海術を知らない錦えもんたちは、イヌアラシのいる「ゾウ」を目指しても遭難、流れ着いたドレスローザはカイドウと通じていたドフラミンゴ、さらにパンクハザードでもシーザーに追われるわ、さらには今は味方であるローに分解され絶体絶命の時、ルフィたちと出会ったと苦しい中で出会いに恵まれたこと。
さらに現段階ではオロチたちは、時を超えた錦えもんたちの実物がいるとは信じ切っておらず、亡霊扱いになっているためにこうして入国していることも気がつかれていないという錦えもんに「同志である拙者も気づきませんでした」とお菊はちょっと恨めしそうです。
討ち入り決行
「この戦いはバレぬ事が重要でござる!!」と告げる錦えもんに「よしわかった」とルフィが答えますが、すでにルフィの存在はバレバレですよね。
「ゾウ」でジャックとルフィたちは渡り合っていますし、ルフィが海賊王になると宣言しているのもカイドウは知っているはずですから、光月家とのつながりではなく四皇を狙ってきたと考えている可能性のほうが高いかもしれません。
錦えもんいわく、ルフィやロー、ミンク族、そして、反乱の意志を持つ侍たち合わせて理想の戦力は5千人。
しかし、戦争をしたいわけではなく、極秘裏に情報を集め「大将」の首を取るのが目的です。
その時は二週間後の“火祭りの夜”。
カイドウの住む「鬼ヶ島」へ「討ち入りを決行致す!!!」と錦えもんが宣言です。
ワンピース920話のネタバレの考察
トキトキの実の継承者は?
ついにトキトキの実が登場してきましたね。
間違って未来にいっちゃうと戻れないので、どの未来にいくかは慎重に決めなければいけなさそうです。
しかしこの能力、自分だけではなく周りの人間も未来へ飛ばせるとは意外でした。
しかも、トキ様は自分は残ってモモの助や錦えもんたちだけを20年の時を超えさせているんですよね。
複数人を未来に超越させられるということで古代兵器の一種ではないかと思ったのですが、トキトキの実の能力おそるべしです。
そこで気になってくるのが2点。
- トキ様はいつ、どこでトキトキの実を手に入れたのか?
- そして、現在のトキトキの実の能力者は誰なのか?
特に、現在のトキトキの実の能力者が気になりませんか?
この能力、見聞色の覇気と組み合わせるとかなりチートな能力になると思うんですよね。
そこで思い浮かぶのが、いまだに能力者かどうか謎の多いシャンクス。
頂上決戦の時、カイドウを押し止めて来たとか普通に航海してきたのではあの瞬間に間に合わないのではないでしょうか。
でもシャンクスってルフィとの出会いの時、ルフィを自分で泳いで助けているんですよね。
やはり能力者ではないのでしょうか。
お玉の正体確定?
錦えもんが焼け落ちるおでん城でトキ様を探し出した時にいたのは3人。
トキ様、モモの助、そして日和様。
こうなると思いつくのが「お玉=日和様」の線ですよね。
ところが、トキ様が20年後に飛ばしたメンバーに日和様はいないようなのです。
20年後にやってきた錦えもんたちの元にもいませんよね。
では、トキ様は日和様を道連れにしたのでしょうか?
光月家の経緯や錦えもんたちにワノ国再興を託したことから考えると、娘である日和もまた最高の大事な礎です。
そこで考えられるのが、お玉の師匠である飛徹です。
飛撤はルフィと出会った時に「自分もまたある人物を待っている」と話していました。
それが錦えもん、そしてモモの助なのではないでしょうか。
飛徹は刀鍛冶ではありますが、ルフィと出会った時の身のこなしからすると、ただの刀鍛冶ではないでしょう。
身のこなしなどから、光月家のお庭番も兼ねていたのではないでしょうか。
もしお庭番なら、燃え盛るおでん城の中でもどこかしらからトキ様を見守っていたはず。
そこで錦えもんたちを送り出したトキ様は、万が一モモの助たちがカイドウたちの手に落ちた時に備え、次善の策として日和様を飛徹に預け、20年後に飛ばしたと考えられないでしょうか。
やはりお菊は?
錦えもんの回想の中に登場している赤鞘九人男のシルエットで判明しているのは、錦えもん、カン十郎、雷ぞうの3人ですが、明らかにお菊っぽいシルエットがいるんですよね。
焼け落ちるおでん城に向かい立つ5人のシルエットはじめ、そこかしこに登場している長身で髪の長い細身の剣士。
これ、どう見てもお菊ではないでしょうか?
いや、絶対お菊でしょう。
となるとお菊はやっぱり「男」疑惑が出てきます。
錦えもんが自分たちは亡霊扱いなので入国も気づかれていないと言った時に、お菊が「拙者も気づきませんでした」と恨めしそうに言うと「いやそれは悪かった」と謝る錦えもんの言葉があるのですが、そのあとに「おい!!イチャつくな!!」とサンジが口をあんぐりしながら言っているんですよね。
ここだけ見ると、やはりお菊は女剣士で立場上男のふりをしていたのか?という気がしますが、サンジのこの言葉にヒントがあるように思うのです。
サンジといえば美人に目がないですよね、出逢った瞬間に目がハートになってデレデレが普通なのに、お菊と出会った時もそれ以降も全く興味を示していない。
お菊は男なのか?
その答えはサンジが知っていそうですね。
まとめ
光月トキ様のトキトキの実の能力によって錦えもんたちが20年の時を超えてきたことが明らかになりましたが、現在の継承者が誰なのか気になるところですね。
これは様々な考察ができそうですが、やはり四皇の中で能力者かどうかすらはっきりしていないシャンクスに絡んできそうな気がします。
そして、ついに舞台はカイドウの本拠地「鬼ヶ島」となりそうです。
迷子のゾロはすでに舟着き場で「また乗るか!」なんて言っていますから、先に鬼ヶ島でひと暴れなんてことになるのかもしれません。
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