なんと!メリオダスが十戒に逆行?
そのメリオダスが愛してやまないエリザベスには三千年の呪いによって死が迫って来ています。
さらには十戒リーダーで最強のゼルドリスが七つの大罪メンバーたちに迫っているというではありませんか。
そこでここでは、十戒メンバーとその強さ、戒禁をあらためて確認しておきましょう。
目次
七つの大罪の十戒とは?
魔神王直属の精鋭部隊10人のことで、それぞれが想像を絶する魔力を持っています。
自ら持つ魔力とは別に魔神王から受けた「戒禁」も十戒の力の一つといえるでしょう。
それほど強力な十戒メンバーですが3000年前の聖戦で敗れ女神族によって封印されていました。
ところが十戒メンバーの1人であるフラウドリンだけは封印を免れていたんですね。
二大騎士団長の1人であるドレファスに取り憑くことで3000年に及ぶ十戒の封印を解き放つことに成功しました。
ちなみに「十戒」と書いて「じっかい」と読みます。
戒禁とは?
十戒メンバーには自らが持つ魔力とは別に、魔神王の力を十個にわけた欠片(かけら)が与えられています。
それが戒禁です。
十戒メンバーを前にして戒禁を破ってしまうと、それぞれの戒禁に応じた呪いが掛けられてしまうんです。
その呪いは戒禁を持つ本人ですら例外なく受けてしまうという不便さもありますが、その不便さをはるかに超える魔力をもっています。
しかし十戒メンバーは他のメンバーの戒禁は効果が無いようで、かつて戒禁「不殺」を持つグレイロードの前でエスタロッサがメリオダスを殺害しても戒禁の呪いがかからなかった、老衰しなかったということがあります。
十戒メンバーの戒禁と強さ一覧
十戒には3000年前に封印されたときの十戒メンバーと、封印されるより以前の十戒メンバーにはすこし違いがるのをご存知ですか?
まずは現在の十戒メンバーから闘級順に見ていきましょう。
ゼルドリス
- 戒禁:敬神
- 闘級:61000
ゼルドリスの戒禁:敬神によって相手を強制的に服従させることができるという強力な戒禁の力を持っています。
魔神王の三人兄弟の末っ子で主人公メリオダスと十戒メンバーのエスタロッサの弟でもあります。
メリオダスに見た目や声がそっくりなのは当然ですね。
実は、メリオダスもゼリオダスの「敬神」の呪いに掛かっていたことが判っています。
3000年前の大戦で魔神族を裏切り敗北に追い込んだメリオダスを憎み復讐することを目標にしています。
エスタロッサ
- 戒禁:慈愛
- 闘級:60000
エスタロッサの戒禁:慈愛は憎悪をもつ相手に発動され人を傷つけることができなくなってしまいます。
つまり、戦っても勝てないということですね。
魔神王の三人兄弟の1人で、七つの大罪団長メリオダスの弟で十戒リーダー・ゼルドリスの兄にあたります。
メリオダスと同じくフルカウンター(全反撃)を持っています。
エスカノールとの戦いで敗れていますが復活してエスカノールとの再戦をのぞむ声も多そうです。
ドロール
- 戒禁:忍耐
- 闘級:54000
巨人族でありながら戒禁を与えられていますが、戒禁の発動やどのような呪いが下るのかなどの詳細は不明です。
巨人族の長として魔神族とは敵対していましたが3000年前の聖戦時にゼルドリスに完敗、死ぬか?仲間になるか?迫られ魔神族へと寝返っていますが、キングとディアンヌに試練を与えるなど根本的な敵とはいえなさそうです。
モンスピート
- 戒禁:沈黙
- 闘級:53000
戒禁の沈黙に関しては、どのような呪いが下るのか不明です。
同じ十戒メンバーであるデリエリの保護者的立場にあり、いつもデリエリの言葉を翻訳している姿からは想像できない強さをほこり、禁忌の術によりインデュラ化したこともあります。
近接戦よりも遠距離戦を得意としていますから、近距離戦が得意なデリエリとのコンビネーションは最強といえるでしょう。
まだまだ底の知れない強さや秘密がありそうです。
デリエリ
- 戒禁:純潔
- 闘級:52000
デリエリの戒禁:純潔もいつも詳細は不明な戒禁です。
3000年前の聖戦の時、実姉を目の前で女神族であるリュドシエルに殺されているため女神族に対する憎しみはハンパじゃないですね。
その時、モンスピートと共にインデュラ化したのですが、当時のエリザベスによって元の姿へと戻ったという経緯があります。
復活したメリオダスにモンスピートと共に倒されて生死不明となっていましたが、メリオダスの攻撃で吹き飛ばされた先にあった小屋でモンスピートと共に暮らしているようです。
グロキシニア
- 戒禁:安息
- 闘級:50000
見た目からは想像もつかない闘級の高さで、その強さは折り紙付きですが、グロキシニアの持つ戒禁:安息の詳細は不明です。
妖精族であるグロキシニアもドロールと同様に魔神族でないのに戒禁を与えられ十戒メンバーとなっています。
聖戦時にはドロールとともに女神族側に与して気心の知れた戦友でしたが、ある出来事がきっかけで人間を滅ぼしてしまいたいと思うほど憎んでいます。
ドロールとグロキシニアは元々は光の聖痕(スティグマ)側で、メリオダスたち七つの大罪とは完全に敵対しているとは思えない面がありますね。
ガラン
- 戒禁:真実
- 闘級:26000~40000
鎧姿の見た目のとおり武闘派の老戦死です。
その戒禁:真実の前でウソを口にすると誰であろうと石化してしまいます。
戦い方にはポリシーがあるようで、古風な老戦死らしく真っ向勝負が好きのようです。
能力であるクリティカルオーバーによって武力を極限まで高めることが出来ますが、その魔力が切れるまではだれも止めることが出来ない勢いを持っています。
グレイロード
- 戒禁:不殺
- 闘級:39000
グレイロードの持つ戒禁:不殺は、目の前で殺生をしたものは寿命を奪われてしまうという力を持ちますが、マーリンの能力である「無限」にはその戒禁は効力が無く、グレイロード自身が捕まってしまいました。
彼の持つ他人に変身できる力によってフラウドリンを救出しています。
メラスキュラ
- 戒禁:信仰
- 闘級:34000
メラスキュラの持つ戒禁:信仰の前では「不信」を抱くものはその眼を焼かれてしまいます。
死者蘇生の魔法が得意でその能力によって、バンの恋人でありキングの妹でもあるエレインが蘇りました。
実は大酒飲みで、おなじく酒好きのガランとハイテンションで酒盛りするすがたが好評ですね。
フラウドリン
- 戒禁:
- 闘級:31000
3000年前の封印を唯一逃れた十戒メンバーですが、ゴウセルの代理として十戒に属しているので戒禁は持っていません。
聖騎士ドレファスに取り憑いて他の十戒メンバーの封印を解くことに成功しています。
実はフラウドリンはエリザベスの前世でリズを殺した張本人なんですね。
巨大化の能力を持っていますが、メリオダスによって倒されています。
ゴウセル
- 戒禁:無欲
- 闘級:3100
ゴウセルの持つ戒禁:無欲を破った者は記憶と感情を奪われてしまうのですが、ゴウセル本人がその戒禁によって記憶と感情を失ってしまったようです。
現在は「色欲のゴウセル」として七つの大罪メンバーとなっています。
七つの大罪メンバーとなっている中性的外観の青年は実は、十戒メンバーであるゴウセルにより作られた人形だったのです。
旧十戒メンバー一覧
十戒には現在のメンバーとはべつに、3000年前には別のメンバーがいたことがわかっています。
そこで旧十戒メンバーも紹介してみましょう。
カルマディオス
- 戒禁:背信
6本の腕を持つ巨人ですが3000年前、十戒を辞め女神側に付いたメリオダスによって倒されているようです。
アナラクとゼノ
フラウドリンの回想シーンにのみ登場してくる十戒メンバーで、3000年前に魔神族を裏切り女神側に付いたメリオダスに倒されているようです。
メリオダス
現在は七つの大罪団長で、移動酒場「豚の帽子亭」店主のメリオダスですが、実は魔神王の三兄弟の1人であり、3000年前には十戒のリーダーだったんですね。
魔神王に不死の呪いをかけられているため死んでも再び煉獄から蘇ることを繰り返します。
しかし、不死の呪いで蘇るたびに魔神王に感情の一部を捧げることとなり、しだいに元の十戒の姿に戻りつつあるといわれていましたが、ついに七つの大罪を退団し十戒へと戻っていくという衝撃の展開になっています。
十戒の元ネタはキリスト教
もうお気づきの方も多いと思いますが、七つの大罪の十戒はキリスト教の中でも有名な話「モーゼの十戒」がもとになっているようです。
海が割れちゃうシーンが有名なモーゼで、神様からシナイ山で与えられた人間への戒めといわれています。
モーゼの十戒を七つの大罪の十戒の戒禁にあてはめてみましょう。
- 敬神:主が唯一の神であること
- 信仰:偶像崇拝の禁止
- 沈黙:神の名をみだりに唱えてはならないこと
- 安息:安息日を守ること
- 慈愛:父母を敬うこと
- 不殺:殺人をしてはいけないこと
- 純潔:姦淫をしてはいけないこと
- 忍耐:盗んではいけないこと
- 真実:偽証してはいけないこと
- 無欲:隣人の家をむさぼってはいけないこと
まとめ
七つの大罪を退団し十戒に戻ってしまったメリオダスですが、はたしてこのままエリザベスは死んでしまうのでしょうか?
それとも大どんでん返しがあるのか?
そして戒禁を集めているゼルドリスの真意はいったいどこにあるのでしょう?
「メリオダスを魔神にするため」というのは本当の事なのか?
ますます目が離せなくなった七つの大罪ですね。
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